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鎌倉日記21・・・東慶寺

2015年06月18日 16時55分29秒 | 鎌倉日記

                        北鎌倉 東慶寺

北鎌倉駅を降りて徒歩4分、駆込み寺としても名高い松岡山東慶寺を訪ねる。丁度紫陽花が見ごろで、大勢の観光客が庭を埋め尽くしていた。

東慶寺の歴史は御存じの方も多いと思うが、拝観料と引き換えにもらった案内をもとに少し書いておくこととする。

1285年(弘安8年)、北条時宗夫人の覚山志道尼が開創。女性の側から離婚できなかった封建時代、この寺に駈込めば離縁できる女人救済の寺として、明治に至るまで約600年間縁切り寺を守ってきたとある。

その後、明治35年尼寺としての幕を閉じ、臨済宗円覚寺派の男僧禅寺として現在に至るが、坐禅や写経、茶道や香道などの体験教室も毎月数回行われ、禅寺での静かなひとときを心行くまで味わうことが出来る。

美しい宝形造の屋根の本堂には、ご本尊の釈迦如来坐像が祀られ、本堂奥の水月堂には、とても美しい水月観音菩薩像が祀られている。

春夏秋冬いずれの季節も様々に彩られる花の寺としても有名で、いまの季節は紫陽花、岩がらみ、岩タバコ、花菖蒲が境内の木々の緑に囲まれて美しく咲き誇っている。

鎌倉の四季はどこに行っても美しいと思う。春と秋が一番だが、花の少ない真夏でも真冬でも、わびさびを感じつつ寺の境内を散策すると心が落ち着く。東慶寺のあとにすぐ近くの鎌倉五山第四位浄智寺にも立ち寄って帰路に着いた。27/6/16



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