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五木寛之氏 「わが人生の歌語り」

2008年07月27日 07時07分36秒 | ハチパパのひとり言


五木寛之氏といえば知らない人がいないくらい超有名人。
小説、エッセイ、翻訳、作詞作曲と幅が広い。

しかし、私の場合はテレビ・ラジオの番組と本屋での「百寺巡礼」を立ち読みして知っている程度で、氏の本を買って読んだ記憶がない。

意外だったのは、結構多くの作詞を手掛けていたことである。
「鳩のいない村」「旅の終わりに」「愛の水中花」「あなたに会いたい」「ふりむけば日本海」などなど・・・。

今日の放送で、聞き手の須磨アンカーに話していました。
「歌というのは年間何百曲と作られていき、そして消えていく。そして何十年たっても唄われる。唄うことによって、遠い昔のことが蘇ってくるんですねー」

まさにその通りだと思う。私が時々少年時代の純粋無垢な感動を思い出し書き綴ってみたり、青年時代の苦渋、辛酸を当時の歌で思い出し落涙するのも、このラジオ深夜便から流れてくる歌や音楽で、当時の年代と出来事の放送とともに蘇るからである。

モノ覚えの悪くなった皺くちゃの脳と、硬くなって融通の利かなくなった体でも、
不思議に歌と音楽が過去の記憶を蘇らせてくれる。
楽しい記憶より、悲しく辛い記憶のほうが多い。がしかし、今の幸せがそういう苦難のときを乗り越えられたからこそあるのだということをしみじみ感じる。





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