いまや総人口の28.7%が65歳以上という超高齢化社会の日本、厚生労働省の今年1月末の統計では、要支援・要介護者数は679万人にのぼるという。そこで「介護をしたことがありますか?」と朝日新聞がアンケートした結果、1508人から回答を得て、概略次のようなことが新聞記事に掲載されていた。
「はい」と答えた人は28%、「いいえ」が72%。相変わらず女性に介護の負担がかかっているが、男性の経験者・負担も増えているようだ。誰を介護しているかについては340人が親と答え圧倒的に多いが、配偶者と答えた人は38人と少ない。期間は3年未満が49%、5年未満が21%、10年未満が19%、10年以上が11%。
介護のことは夫婦で「老老介護ね」などと軽口をたたいているが、後期高齢者になって足腰が弱って来ると、現実味を帯びて来る。介護の大変さは介護保険制度があるものの、施設入居には多額の金銭を必要とするし、比較的費用の安い特養は順番待ちと言うから、訪問介護を利用しての家族介護に頼らざるを得ない。
とにかく、息子たちに迷惑がかからないように、心を強くし体力維持に努めなくてはと思う。いつ死がやって来るか分からないが、寝たきりにならぬようポックリ逝くことを望むばかりである。
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