昨日の夜は台風17号で大荒れの天気。そして台風一過の今日は、夏日を思わせる暑い一日だったが、仕事帰りの公園で思わずカメラを向けたくなる光景に出会った。
富士山に沈みゆく太陽の光が私の背中を照らし、足長おじさんを演出した。イザというときのために、リュックには常にバカチョンカメラが入っている。近頃はバカチョンなどと侮ってはいけない。高級一眼レフにも負けない高画質の写真が簡単に撮れるのだ。ビデオも撮れて去年1万5千円で買った超軽量・薄型カメラである。何十万もするカメラよりよっぽどきれいに撮れたりする。
私の写真歴は今年で50年になる。ただし、ただ長いというだけで、コンテストの応募歴もなければ受賞歴もなく、ただのカメラ好きに過ぎない。仏像写真家目指していますなどと生意気なことを言ってるが、近頃仕事を理由に遠出もできないなどと言って仏像写真の撮影はご無沙汰である。
車に寝泊まりしながら、無我夢中で古寺古仏を訪ねて全国行脚したときのような情熱は正直もうない。しかし、生きてる限り地道に仏像写真を撮り続けたいと思っている。シャッターチャンスは偶然に頼るものではなく、自分でつくるものかもしれない。
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