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みちのくひとり旅

2017年12月17日 07時14分40秒 | ハチパパのひとり言

土曜の朝日新聞別刷り「もういちど流行歌」に、私の好きな山本譲二のヒット曲「みちのくひとり旅」(1980年(昭和55年)8月リリース)のエピソードが出ていた。曲の終わりの方に、「お前が俺には最後の女」という歌詞が重ねて出てきて、思い切り声を張り上げて唄うところが特にいい。この曲は、ひとり身の寂しさを紛らすかのように、酒を飲みながらカラオケでよく唄った。

エピソードとは、「いい曲がある。この歌で売れなかったら、もうやめろ」と師匠の北島三郎から言われていたそうで、この年ヒットしてNHK紅白歌合戦に初出場を果たした。そしてこの時、オヤジと慕う北島三郎からポンと現金900万円をプレゼントされ、うち600万円を故郷のお袋に渡したら泣いて喜んだそうである。

ここでいっしょに 死ねたらいいと                                                           すがる涙の いじらしさ                                                                 その場しのぎの なぐさめ云って                                                                みちのく ひとり旅                                                                      うしろ髪ひく かなしい声を                                                                背(せな)でたちきる道しるべ                                                               生きていたなら いつかは逢える                                                           夢でも逢えるだろう

中略

たとえどんなに 恨んでいても                                                                 たとえどんなに 灯りがほしくても                                                             お前が俺には 最後の女                                                                 俺にはお前が 最後の女                                                               たとえどんなに つめたく別れても                                                           お前が俺には 最後の女                                                               たとえどんなに 流れていても                                                           お前が俺には 最後の女

当時は27歳で亡くなった先妻を想い、今は再婚したカミサンを想って唄っているつもりでも、二人とも私にとっては最後の女であることに変わりはない。

 
 


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