ハチの家文学館

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チンドン屋

2016年12月22日 16時49分20秒 | ハチパパのひとり言

遅めの昼食を兼ねて、横浜市営地下鉄で上大岡まで出かける。商店街で今では珍しくなったチンドン屋に出くわす。パチンコ屋新規開店の宣伝をしていた。

「チンドン」は、鉦の「チン」という音と胴太鼓の「ドン」という音を組み合わせた擬音からなり、派手な衣装で街中を練り歩く。チンドン屋と呼ばれるようになったのは、大正末から昭和初期と言われている。昭和の風景として懐かしい。

女3人、そのうちの一人がサキソフォンを吹いていた。学生の頃、吹奏楽かバンドを組んでいたんだろうなと想像する。小休止しているところをお願いして写真を撮らせてもらった。

今年もあと10日であるが、師走の街は思ったより静かで、チンドン屋の音が何となく空しく聞こえた。今の世の中、景気がいいのか悪いのかよくわからない。株高の一方、円安でガソリンが高くなってきた。

銀行に長く勤めて景気の動向には関心が高いが、金融業界も構造改革が大きく進んで、昔とった杵柄なんぞなんの役にも立たないでいる。いまある少しばかりのお金を減らさず、年金収入の範囲で生活していて、投資をして儲けようなどという気はさらさらない。

固いと言われた銀行にいながら、金は天下のまわりものとばかりによく使った。倹しくしていればもう一軒家が建ったと思うくらいよく飲んだし道楽に費消した。いまさらながら家族に詫び状を書いている。

 

 

 

 



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