今日12月21日は冬至。一年で一番夜が長い日、昼間の時間が短い日であることは誰もが知っている。また、冬至の日にかぼちゃを食べるといいと昔から言われている。
かぼちゃは南瓜(なんきん)と書き、運盛りのひとつで陰(北)から陽(南)へ向かうことを意味しているという。ビタミンAやカロチンが豊富で、風邪や脳血管疾患などの予防に効果的なこと、かぼちゃの旬は夏であるが、長期保存が効くことから冬に栄養をとるための知恵でもあるそうだ。
かぼちゃなどの運盛りのほかにも、小豆を使った冬至粥があるとのこと。昔から小豆の赤は邪気を祓うと言われていて、冬至粥で邪気を祓い運気を呼び込もうという。また、冬至には小豆とかぼちゃを煮たいとこ煮を食べるという地方もあるとネットで知った。
それから、「砂おろし」と言って、冬至にこんにゃくを食べる地方もあるそうだ。こんにゃくを食べて体内にたまった砂を出すので、こんにゃくを「胃のほうき」「腸の砂おろし」と呼び、大晦日や節分、大掃除のあとなどに食べていたことの名残りのようである。
最後に、冬至といえば柚子湯。運を呼びこむ前に厄払いして、身を清めるという意味もある。冬が旬の柚子の香りには邪気がおこらないという言い伝えがある。また、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められているそうだ。
季節の行事にはいろいろある。全国共通のもの、地方独自のもの、各家庭独自のものなどなど、四季折々の人の営み、風俗を絶やさず、にっぽんの原風景を体感したい。
昨日は親父の祥月命日だった。明治43年生まれで72歳で逝った。親父と同じ申年の私はいま72歳、以前は親父と同じ72歳までは生きたいと思っていたが、今は80歳までは生きたいと思うようになった。
今年もあと10日、年をとると1年が早い。ぼちぼち大掃除に取り掛かるとしよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます