ハチの生活日記・・・お彼岸のお墓参り。

　

　山梨県　忍野村　二十曲峠の麓にて

今日はお彼岸のお中日、秋分の日です。御殿場の富士霊園にお墓参りに行ってきました。いつもなら、途中のコスモス畑で富士山をバックにボクの写真を撮ってくれるのですが、あいにく撮影地は工事中の看板で入れずじまいでした。道中気が付いたのですが、今年はヒガンバナの開花が遅れているようです。

富士霊園でお父さんお母さんと南無南無したあと、いつものコースで籠坂峠を越え、山中湖を右に眺めながら忍野の二十曲峠の麓に向かいました。そこは田園地帯で富士山をバックにいい写真が撮れる、お父さんお気に入りの穴場なんです。

生憎の曇り空で富士山はみられませんでしたが、今年も期待通りのお花がたくさん咲いていました。お父さんもお母さんもお花に夢中になって、ボクを車においたまま一緒に写真を撮るのを忘れてあとで後悔してました。

それから車で約5分の忍野八海に行きました。毎年お墓参りのたびに来ている池本荘で、薬草茶や椎茸の佃煮、大豆の畑の肉、紫花豆煮豆、梅酢大根などを買いました。お店の人たちは、いつもまとめ買いするお父さんお母さんを覚えていて、「しばらくですね」と言ってまたまたおまけしてくれたようです。ボクはその間外のテーブルでおとなしくお座りしていました。

お母さんたちが戻ってきたとき、高齢のおばあちゃんが寄り添ってきて、「うちにも犬がいたけど、6月に亡くなったのよ」「私の隣に添い寝してたら亡くなっていたのよ」「どんなに可愛がっても、もっとよくしてあげればよかったと思うものね」と、そういってボクを撫で撫でしながら涙ぐんでました。ボクはそのおばあちゃんの顔を見ながら、「幸せなワンちゃんだったんだなぁ」と思いました。

帰り道、以前立ち寄ったことのある忍野八海近くの農家に車を止めて、「トウモロコシまだあります?」といったところ、もう在庫がなかったようで悪かったねとキュウリをいっぱいくれました。何年か前にお母さんがいただいたお花のお礼に、手作りの財布を送ってあげたおばあちゃんで覚えてくれていたんです。

そしていつもどおりお父さんお母さんは、箱根裏街道を上ってすぐの御殿場温泉会館に寄って一風呂浴び、早めに東名高速に入って帰宅しました。やっぱり我が家が一番いいです。　

　24/9/22