
今夜7寺半からのNHK-BSプレミアムを見ながらブログを書いている。俳優西岡徳馬さんと娘の優妃さん親子の四国遍路旅を放映していた。
江戸時代の僧侶真念が著した四国遍路のガイド本に従って、珍しい場所を訪ね歩く趣向が今までの歩き遍路の番組と違っておもしろい。また、女人禁制だった江戸時代の女性の納経帳が見られたりして、当時のしきたりのようなものを知ることもできた。
8年ほど前、カミサンとハチと一緒にクルマで八十八ケ所を巡拝したが、お寺とお寺の間の風景や謂れのある場所に、ゆっくり触れることはなかった。昨年狭心症を発症した体では、歩き遍路は無理だとわかっていても、一度ゆっくり歩いてみたいと思う。
今年は四国遍路が始まって1200年になる記念の年ということで、秘仏のご開帳も行われている。本堂や大師堂で般若心経を唱え、納経帳にお印をいただくだけに終わってしまったが、ご本尊を拝観したいというのも願望のみに終わってしまいそうだ。
しかし、テレビは居ながらにして遍路を知ることができる。すべてのお寺を記憶しているわけではないが、横に座っているカミサンと「あっ!覚えてる」などと懐かしみながら、ハチのことも思い出しつつ追憶の四国遍路をしている自分がここにいる。
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