横浜市内の老人施設へ、家庭裁判所の人たちと訪問。以前の鎌倉の施設と違って、広々とした部屋で作業しやすく、しかも最上階とあって、みなとみらい21のランドマークタワーなど街並みの眺望がいい。
審判前に少年と保護者を呼んで、老人施設入居者の車椅子をきれいにする社会奉仕活動に参加してもらう。私が所属する少年友の会がそのお手伝いをして、非行少年の立ち直りを支援している。他にも毎月1回公園の清掃活動も行っている。
少年審判の付添人に任命されない限り、清掃活動では名前すら知らされず、個々の事件内容や家族状況も知らない。一緒に作業している少年と親の会話を聞いたり、こちらからの声掛けの反応などをみて、素直な少年が何故非行に走ったのか疑問に残ることがある。
作業が終わったあと、ふり返りの時間が設定され全員がひと言発言する。短い時間であるが、少年の活動の姿、話し方などから感想を述べ、いい面を少し強調しながら励ます。
いつも私はチームを組んだ親子に対し、「元気でね!」と大きな声をかけて別れる。それぞれの家庭には、それぞれの事情があるに違いないが、親子の絆でどんな困難にも正しい生き方で立ち向かってほしい。31/1/29
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます