ハチの家文学館

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嗅覚障害

2010年04月24日 08時33分38秒 | ハチパパのひとり言

2年前の夏、勤務先の東京晴海トリトンで、急に眼の周りに光が走るような幻惑を感じて、隣接の慈恵医大クリニックで眼科の検査を受けたが眼に異常はなく、脳の血管が収縮すると起きる可能性もあるというわけで、念のため翌日脳のMRI検査を受けたことがあった。その結果、開口一番「副鼻腔炎(蓄膿)があるね」と言われた。若い頃にも言われたことがあり、その後症状も全くないので驚くことでもなかったが、近年においを感じなくなっていた。ちなみにMRIで古い小さな脳梗塞の跡が3つあることがわかっている。

今朝の朝日新聞生活面に「患者を生きる 耳・鼻・のど 嗅覚障害5 四季の変化 香りで感じる幸せ」の記事に眼がとまる。料理や花の香りを感じない副鼻腔炎患者が手術を受けて、四季の移ろいが五感でわかる幸せを感じるまでになる話である。
自分もにおいを感じたいと思うが、手術を受けてまでとは思っていない。カミサンにときどき「あなたこのにおいがわからないの?」と言われるたびに、嗅覚がない寂しさを感じてしまうが、視覚・味覚・触覚・聴覚だけでも幸せと思っているから悩んだりしない。

嗅覚といえば、犬の嗅覚は犬種により人間の1000倍から1億倍あると言われているそうである。視力を失った犬がにおいをかぎ分けて家に帰ってくる話はよくある。警察犬として使われているのもよく知られている。私は我が家の柴犬ハチに「ハチ、お父さんにお前の嗅覚を少しでも分けておくれ」と言ってみたが、返事をもらえなかった。


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