9月1日BSフジ放送の「おにいちゃんのハナビ」の録画を観た。久しぶりに感動で涙が目に滲む。
高良健吾と谷村美月が兄妹を演じる実話に基づいた物語で、父親役に大杉漣、母親役に宮崎美子が演じる。
花火に思いを託す雪国の小さな町で、そこに生きた少女と彼女のために花火を打ち上げた兄との絆を描く物語。
新潟県小千谷市片貝町で毎年行われる「浅原神社秋季例大祭」の花火大会は、江戸時代からおよそ400年の歴史があり、成人や還暦祝いをはじめ、亡くなった家族の供養などを花火に託している。
がんで余命宣告を受けた高校生の妹が、持ち前の明るさで引き籠りの兄を外へ出そうと奮闘して行く。兄は新聞配達で引き籠りから脱し、親の会話から妹の余命宣告を知り、妹が楽しみにしていた『おにいちゃんのハナビ』を打ち上げようと必死に働く。
しかし、祭りの前に妹は他界するが、彼女のために尺玉を追悼打ち上げ、『おにいちゃんのハナビ』は夜空にきれいに花開いた。
9月3日の朝日新聞に、5日放送予定のNHKガッテンが、「86万人の自宅に届く!がんで死なないための切り札をあなたへ」と題して、乳がん検診の案内はがきが全国86万人の40歳以上の女性に届くという記事が載っていた。
乳がんは早期発見で治りやすいがんだと言われるが、検診受診率は低いようだ。先日民放テレビで、若年女性の乳がん手術体験者の特集が放送されてもいた。ピンクリボンという乳がん予防運動も盛んに行われている。
以前、ハチの家文学館にも投稿したが、カミサンの姉二人とも乳がんを体験している。下の姉は30年ほど前に手術して、今は再発もなく元気にしているが、上の姉は5年前に発症、2年前に再発して亡くなった。カミサンが乳がんに対して敏感なのは当然であるが、発症することのないよう願ってやまない。
がんの恐ろしさは、私の前妻が27歳で原発性肝臓がんで亡くなったこともあり、十分に承知しているつもりだが、このところ胃がん検診や大腸がん検診をしていない。74歳にもなると怖さが薄れてくるのか、手術しては却って命を縮めるのではと危惧したりする。
しかし、がんは恐ろしいし、がんになりたくない。そうならないよう神仏に縋るのみである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます