朝のNHK-BS連続テレビ小説が終わるとすぐに、にっぽん縦断「こころ旅」が始まる。俳優火野正平さんが、スタッフを伴って自転車を漕ぎながら、視聴者の手紙をもとに全国を旅する番組である。
軽妙な火野正平さんの語り口と、ハァハァ息切らして上り坂を自転車漕ぎしていく姿は、特に中高年の私たちの感動を誘う。彼が番組の中で偶に発する言葉、「人生下り坂最高!」がいい。
「私の人生暗かった」「私の人生苦労ばかり」という人もたくさんいる。倖せの絶頂から奈落の人生の人もある。山もあれば谷もある。人生苦あれば楽あり。
登りは大変だけど、下りは気分爽快。視聴者の手紙には、様々な人生模様が描かれていることも少なくない。遠い過去のようなことで、景色は変わっていても、この番組はその人の思い出を辿ってくれる。火野正平さんのゆるキャラが、旅先の人たちにも愛される所以かもと、飽きることなくついつい見入ってしまう。
人生下り坂最高!
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