グレープ解散の年、1976年発売のLP「帰去来 さだまさし」を久しぶりに聴く。さだまさしさんの歌はいつ聴いても心に沁みる。
A面の第1曲は「多情仏心」、なぜかこの曲はB面の最後にもある。
誰がとばしたか竹蜻蛉
横風に追われて
あなたとの愛みたいに
うしろ向きに落ちた
誰がとばしたかシャボン玉
あき風に追われて
あなたとの愛みたいに
すぐはじけて消えた
帰去来(ききょらい)~「帰る」「去る」「来る」の三文字の持つロマンが好きで、このアルバムのジャケットタイトルにしたらしい。
アルバムの曲は次のとおり。
多情仏心、線香花火、異邦人、冗句、第三病棟、夕凪、童話作家、転宅、絵はがき坂、指定券、胡桃の日、多情仏心。
1976年(昭和51年)は私が31歳のとき、前妻ががんで亡くなって4年目の時で、暗く沈んだ気持ちの私はさだまさしの歌が好きで好きでたまらなかった。
42年も経つとレコードジャケットが黄ばんで来る。そういえば亡き妻が眠っている御殿場の富士霊園のお墓が、46年も経って汚れも目立つので、つい先日、天然御影石で墓石を交換することと、新たに花立・線香立て、墓誌を注文した。仏さんも新築建替えを喜んでもらえると思う。
翌年の1977年発売のLPをもう1枚、因幡晃の「わかってください」が大好き。昔からカラオケの最後で必ず唄うが、涙声になって唄えなくなるので最近はカラオケにさえ行かない。
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