ハチの家文学館

ハチの家写真館(http://hachinoie.exblog.jp/)の文芸版

ラジオ深夜便6・・・なかにし礼作詞特集

2009年08月05日 04時00分42秒 | ラジオ深夜便

                                    なかにし礼           

この頃早く寝るものだから、また3時ごろ眼を覚ましてしまうことが多くなった。
ラジオのスイッチを入れると、なかにし礼作詞特集の曲が流れていた。
たまたま私が最初に結婚したS43年から1年ごとのヒット曲が耳に入ってきて、懐かしい想いがした。結婚から墓場まで、天国と地獄の両方を味わったころである。

S43年「知りすぎたのね」(ロスインディオス)「天使の誘惑」(黛ジュン)
S44年「君は心の妻だから」(鶴岡正義と東京ロマンティカ)「恋の奴隷」(奥村チヨ)
S45年「あなたならどうする」(いしだあゆみ)「雨がやんだら」(朝丘雪路)
S46年「恋の別れ道」(にしださちこ) 他

なかにし氏は、「兄弟」「長崎ぶらぶら節」「赤い月」などの小説家としても、エッセイストとしても知られ、その感性豊かな言葉は私たちの心に響く。いつどこで歌詞を書いているのか知らないが、天性の才能としか思えない。満州に生まれ、戦後の幾多の苦労があったからこそ、人の心に訴える言葉が出てくるのかもしれない。経験に勝るものなしである。

言葉というのは、発してばかりいると色褪せてくる。心の内に秘めて、パワーを貯めて一気に書くことのほうがいいとも言われる。私もそう思うことがある。いま正に、以前のような感性豊かな詩が書けないでいる。それでも足掻きながらでも書こうとは思う。ハチの家文学館は文章修行の場でもあるのだから・・・。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿