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奈良県 壷阪寺 増長天
朝日新聞の生活紙面に「ひととき」という読者の投稿欄がある。タイトルは『仏像に母の面影』、投稿者は岐阜県養老町の73歳の主婦で投稿内容は次のとおり。
断捨離を考えているのですが、どうしても処分出来ないものがあります。それは母が彫った仏像です。亡くなった後、ケースに入っていた彫刻を全て実家から持ち帰って十数年が経ちました。時々眺めては母を偲んでいます。(中略)仏頭の凛とした姿には母の面影が重なります。(中略)一人静かに、一生懸命に彫っていた母のことを思うと、全部がいとおしく感じられます。長女が「そのまま置いてくれていいよ。後のことは妹と考えるから」と言ってくれたので、まかせることにしました。
仏像写真家を気取る私としては、8回にわたる大小仏像写真展の額と写真が、家の納戸に所狭しと置かれている。A3ノビの額縁が50数枚、A4サイズも数十枚、それ以外にも額と写真がたくさんある。いつかは整理しようと思うが、イザとなったら息子の判断に任せるしかない。
最終的には「慈しみと悲しみと」と題して、何冊か製本しているので、子や孫に伝えてくれればいいと思っている。
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