浜 松 駅
国語辞典によれば、帰省とは休暇のときなどに短期間郷里に帰ること。省は「かえりみる」で、父母の安否を問う意と書いてある。両親は疾うに亡くなっていないが、郷里に帰るのだから帰省でいいのかな?
5年前に弟が急死してから、親兄弟で生きているのは三番目の兄と私だけになった。以来、ちょくちょく郷里浜松に帰省して、兄夫婦やその他親族・知人・友人と食事することにしている。今日もこれから新幹線で行く予定だ。
今回は静岡で途中下車、建穂寺(たきょうじ)という真言宗の古刹に立ち寄って、久方ぶりに仏像写真を撮らせていただく予定だ。寺といっても廃寺で現在は町内会で管理する観音堂の中に、往時を偲ぶ見事な仏像が50体ほど残されているとのことである。
夕方には浜松駅で銀行支店の元同僚と待ち合わせ、在籍当時の仲間との浜松支店を懐かしむ会準備の打ち合わせに出席する。静岡からは在来の東海道線でローカル気分に浸ってみようと思う。
過日ラジオ放送90年の記事を書いた。今年はほかにも戦後70年の節目であり、昭和19年生まれの私が生きてきた70年でもある。浜松の銀行支店も今年で開店60年になる。私は家庭の事情もあって、その三分の一の20年を浜松支店で仕事させてもらったので、浜松会と称する年代別の同窓会にいくつか参加、懐かしい面々と近況を語り合ったりして楽しんでいる。
それから昭和40年に結成したアマチュアビッグバンド「楽団ジェリーメン」も今年で50年になる。私は結成当時マネージャー兼トロンボーン奏者だった。未だに先輩後輩が活躍しているのが嬉しい。40周年に続き今回も記念のDVDを制作して上げたいと考えている。
70年の人生の約半分を過ごした郷里浜松の想い出は尽きない。親族、友人、知人の多い故郷に、これからも動ける限り帰省したいと思っている。
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