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ハチの家文学館

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手帳の話

2010年01月03日 08時03分12秒 | ハチパパのひとり言

手帳を使いはじめて何十年になるだろうか・・・。
手元にあるのは、1987年から今年2010年までの24冊24年分である。それ以前の手帳は1986年にすべて処分してしまった。理由は詩篇「幻のノート」に記してある。

私が使用している手帳は、2002年までは会社がお客様向けに毎年配布しているタテ10.5㌢ヨコ7.5㌢の小さなもので、2003年からは高橋書店の№77が気に入って常用している。この手帳にしてから、計画と実行が日々細かい字で書かれている。

新しい手帳を手にしたとき、まず書き込むのが「今年の目標」であるが、数十年経っても未だに計画倒れに終わっているのが、節酒と節約である。しかし、昨年10月正真正銘の年金生活になってからは、とき既に遅いが略守られていると自認している。

毎日続けているのがお天気マーク、起床就寝の時間、一日の歩数。それから一日の行動記録。これは時間と場所と同席者なども書くようにしている。もしも犯罪に巻き込まれたりしたとき、アリバイの証明のためにも役に立つなどと真顔で考えた時期もあったからである。

自治会などの地域活動などは緑色、重要な出来事や健診結果などの記録は赤色というように色分けしたり、金銭の収支などは右の頁にまとめ書きして現金残高を書いたり、電話や手紙、メールの発受信相手を書いたりしている。感動したことは、1行にまとめて書くようにしている。

近頃は忘れっぽくなったせいもあり、手帳に記入するとともに携帯電話のスケジュールにも入力しているが、このダブルチェックの効果は大きい。また、昨年11月機種変更した携帯電話は、自動的に毎日の歩数と距離、消費カロリーが記録されていて重宝している。

私にとって、手帳は人生の日記である。精神と肉体の生活日記である。24年前、死んでしまいたいと思ったとき、見られるのが嫌で処分してしまった手帳やノートの数々、すべては幻となってしまったが、これからはどんなことがあってもそのままにしておこうと思う。65年以上も生きてきて、今更恥ずかしくもないし、ハチの家文学館にも自虐的自叙伝を結構書いている。ただし、仕事の話と女の話は墓場に持っていくことに変わりはない。



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