ハチの家文学館

ハチの家写真館(http://hachinoie.exblog.jp/)の文芸版

彼岸花

2009年09月23日 05時34分34秒 | ハチパパのひとり言
                      常泉寺のヒガンバナ 
彼岸花をたくさん撮りました。
昨年、自宅から近くの公園に移植し初めて咲いた赤花、それから花の寺、カッパの寺で有名な大和市常泉寺の白花、藤沢市小出川の赤花、御殿場冨士霊園近くの田んぼに咲く赤花を撮りましたが、一輪一輪見た目は同じでも、背景の違いでそれぞれの表情を持っていて、その美しさを引き出すのに夢中でシャッターを押していました。

彼岸花は別名「曼珠沙華」、梵語で「天界に咲く花」という意味があるそうで、おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくるという仏教の経典から来ているとのこと。しかし、昔は彼岸に咲く花ということで、死人花、幽霊花などと忌み嫌う人もいるようです。また、山口百恵さんの『曼珠沙華』という歌を覚えている方も多いでしょう。

花言葉は「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」だそうです。特に秋の彼岸のお墓参りのときの彼岸花は、この「悲しい思い出」の花言葉が脳裏をよぎります。

今日、冨士霊園に行って来ました。先妻が亡くなって37年、墓石に刻んだ言葉も見えなくなっていました。遠い昔の出来事のようですが、27才の若さで二人の息子を残して逝った亡き妻に、この9月末でサラリーマン最後となることを告げました。同じ銀行にいたこともあり、感慨深いものがこみ上げてきました。
あらためて、今の幸せが亡くなった妻や母のおかげでもあることをしみじみと感じました。勿論、一緒に墓参りにきている今のカミサンのおかげであることも忘れてはいません。感謝しています。

                    21/9/22 草稿


最新の画像もっと見る

コメントを投稿