「被写体としての写真」
今回の旅(日帰りですが)は、この列車の運行時間に合わせて
スケジュールを組んだと言っても、過言では無い。
そんな私と同じような思いを持つ方が、約3名程、熱心に撮られておりました。
決して「鉄ちゃん」では無いのですが、被写体としての車体、フォルムとしての
構造美には大いに惹かれる、しかし乍ら、現JR四国の列車でその欲求を
満たしてくれるモノは少ない。
果たして、アラーキーの写した堕楽園の花は見事に、その欲求を満足させて
くれたのでありますが(詳細は第六回安吾賞参照)
如何せん、高松駅では停車するホームが9番という、一番端であったが故に
作品撮りの場合の鉄則である「グルリと一回り」して全ての方向から
光を見るという行為が、叶わなかったことは真に残念であります。
※アラーキー列車の運行ダイヤ(通常時、高松~琴平間のみ)
おそらくニュースでも取り上げられたのでしょうが、迂闊にもまったく知りませんでした。土讃線を走っていなくても、こんな列車だったらきっと地方新聞にも載るはずなのになあ・・・残念です。
ようです(私は新聞を取ってないので見てませんが)
「うどんだけじゃ無い香川県」を標榜するくらいですので
新たなモノの創造に知恵を絞っての観光客誘致は我が高知も
見習うべきでしょうね。イメージだけで無く本物の醸し出す力は強いです。