実は、此方のお店は取材予定には全く入っていなかったのです。
先の「かろのうろん」で大満足した後、川端商店街をぶらぶらしながら駐車
場に戻ろうと、博多川沿いを歩いていると、立派な新築のお店が現れた。
何かの料理屋かと思えば「うなぎ屋」さんでは無いですか
最近、旨い鰻から遠ざかっていたからだろうか、鰻好きの本能が目覚めたのか
翌日午前中の取材を終えると早々に、足は此処に向かっていたのです。
勿論、車はホテル近くの駐車場に乗り捨てて、来ています。
5月3日午後3時過ぎの店内、二階に上がると「三味線」の音が――
そう、今日明日は「博多どんたく」真っ最中。小生、全くの勉強不足でどん
たくと言えば「女性連が町を練り歩く祭りだろう」位の認識しか無かったの
ですが、浴衣衣装で手には三味線や鉦、太鼓を持った松囃しの通りもん(連)
がテーブルの脇で、唄を披露しているところでした。
受付表に名前を書いて暫く、三味の音を楽しんでいると、早々に通されたのは
カウンターで無く、4人掛けテーブル。66席有る二階は悠々と食事が出来るよ
う改装され、それは立派なものだった。因みに3階には個室や掘り炬燵の席が
7部屋(80席)有るようですから、全くもって「うなぎ料理専門」でこの規模には
驚かされます。
朱塗りの器も豪華な特・うな重(¥2,650)には肝吸いと香の物付き
待ち時間、約20分はエビスで咽を潤すには丁度の間合いでした。
鹿児島は天文館で頂いた時も同じでしたが、このように、御飯と別になって
いるのが九州スタイルでしょうか、タレが掛かって無く、別皿に入って出て来
ます。私の食べ方は躊躇無く、鰻を御飯に全部乗せるとタレを万遍無く回し
掛けて頂きます。
「パリ・フワ」の様子が伝わりますでしょうか、甘過ぎず「びしっ」と濃い目の
タレが絶品。今日は宮崎県「南九」養鰻場の鰻と言うことですが、大き過ぎず
締まった身の「焼き」がまた、素晴らしい。これが「こなし」という焼き技法から
生まれる「身の締まりと柔らかさ」なのですね。
この鰻を頂いて以降「この旨さ」をなんと表現したら解って頂けるか日夜考え
ておりましたが、最早、言葉に表しても拙い表現力では及びません。
どうぞ、博多は中洲に参られました折には、此処へ一番に行かれまして私の
申すことが決して「大げさ」で無いことを体験されますようお願い致します。
暫定・「西日本一旨い、うな重」と、させて頂きます。
--shop data--
店名:博多名代「吉塚うなぎ屋」
所在:福岡市博多区中洲2丁目8番27号(Yahoo!地図)
電話:092-271-0700
営業:11:00~21:00(O/S-20:30)
定休:毎週水曜
最寄:地下鉄中洲川端駅徒歩5分
創業:明治6年(1873)
改装:2009/4/22
うわぁ、美味しそうです。
博多に行きたくなりました(^^)
しかし大きなお店ですね~。
思い立ったが吉日ってことで1泊3鰻です。
広島といえば柳橋たもとの「こだに」昼食で
大阪といえば天満市場横の「天五屋」晩飯で
福岡にとんで福岡は中州に「吉塚うなぎ屋」翌昼飯
はてさて どんな旅になるのやら お楽しみに!!
私も「土用の日」が近づいてうずうずしています。
安芸紅葉さん、それでは、暫定・西日本一を実証して頂けるのでしょうか、そう言えば私の追っかけと言うか、このブログの追っかけをして頂いている「I下氏」も「かろのうろん」に行かれると言われていましたなあ。皆さん検証の結果は必ず、報告されますよう願いますね。