2013年新春臨時増刊号・岡山の旅「公文庫カフェ」

2013-01-02 13:41:29 | グルメ紀行(岡山編)

 前記事の城下電停から東山方面に一駅進み「県庁通り」下車、徒歩でも
大丈夫な距離ですが、↓コレのメリットを生かしましょう。

 

 

 岡山電気軌道一日乗車券(¥400)

  

 ルネスカフェ、ルネスオリジナルレギュラー珈琲(¥400)

  

 

 此方の情報を何で知ったのか失念いたしましたが、多分ネット検索だと思います。
最近はGoogleの「画像検索」を多用しますので、先にルネスホールがヒットして
其処にカフェが併設されていることを知ったのかも……。

ともかくも、お昼時が過ぎるまで(カフェからは美味しそうなカレーの香りが漂って
来ますが私は珈琲のみ頂く予定なので)金庫棟エントランスを撮影させて貰いましょう。

  

 

 NEX-5N+VOIGTLANDER ULTRON 28mm F2
(F4 1/60秒 ISO-160 露出補正-0.7 WB/AWB)

肉眼では、目が慣れないうちは、もう少し暗い場所なのですが、開放F2の
Ultronは、F4でも手ブレ無しで撮れます。
手持ち撮影の限度と言われるシャッター速度「焦点距離分の1」を、考慮すれば
28mm×1.5=42mm(35mm換算)なので厳しい数値なのですが、そこは、ISO-オートとの
兼ね合いで1/60秒でシャッターが切れます。これも広角の恩恵と言えるでしょう。
(因みにNEX-5Nには手ブレ補正機能は付いていません)

 

 

 

 

この、旧日銀・岡山支店の建築は大阪の藤木工務店が創業(大正9年)の
翌月に受注しており、翌年の大正10年に第一合同銀行倉敷支店の受注を
切っ掛けに当時の頭取、大原孫三郎と懇意になり、後に「大原美術館」の
施工も受注(昭和5年)しています。
設計者は違いますが、列柱を配した建物正面の意匠が大変似ていますね。

 

尚、この場所の沿革を調べてみると元々は岡山城二之丸跡で、大正11年に
旧日銀・岡山支店が建てられ、同支店が昭和62年に近くの旧岡山赤十字病院
跡地に移転した後、この建物を県が買い取って耐震改装し、平成17年9月に文化
芸術の創造拠点として再生されたとあるが、明治期に旧制岡山大学医学部が
置かれていた時期もあるらしい。そのような由緒ある建物なので***

 

撮影に満足した私は、カフェーの一番奥のテーブル席に腰を下ろした。
何故なら、この席からはカフェーの全容と入り口が見通すことが出来るからである。
上等のオリジナルブレンドをノンシュガーでゆっくり頂き、静かに流れる音楽に身を
委ねながら、時折聞こえてくる女店員さんの私語もリズミカルで全く、耳障りでは無い。
20分ほど、ゆっくり休んだ後、もう一度一輪挿しの花を撮り直そうと、支払いを済ませ
隣の金庫室エントランスに向かう。

 

*** 先程迄、無人だったそのエリアに、今度は少し年配の御婦人が、白いソファーに
向かって置かれた一人掛け椅子に、連れを待つような素振りを見せて座って……いる。
私は、此までにも幾度か、この様なシチュエーションと空気感を味わったことがある。
そんな時は、決してその人物を直視すること無く、勿論、声も掛けてはいけない。
壁を隔てた隣の金庫室で再度撮影に没頭している内、いつの間にか、先程の
御婦人は居なくなっていた。

 

 

 内部から耐震補強の為(pdf)に四方に設置された「メガフレーム」のカバー
リングが見事なデザインで元々その様であったのかとさえ思える。

 

 寒い雨が降り止みませんので、外観撮影は次回に残しておきましょう。

--shop data--

店名:公文庫カフェ(ルネスホール内)※公式HP
所在:岡山市北区内山下(うちさんげ)1丁目番地20(Yahoo!地図
電話:086-225-3009
営業:11:00~22:00(L/O-21:30)
定休:火曜
最寄:県庁通り下車(JR岡山駅より市内電車・東山行きで約7分)

  



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