朝日記200305 徒然こと 忸怩たる記憶として 菅直人首相とメルトダウンのこと
徒然こと 忸怩たる記憶として 菅直人首相とメルトダウンのこと
韓国の中央日報が【現場から】福島の菅直人、大邱の丁世均…首相が行けば助けになるのかという観出しの記事が紹介されてます。
指揮の任にあたる者の位置という問題です。 位置でおもいだすのは、日本海海戦での有名な絵画です。
東郷司令官の艦上にたつ姿がいいですね。 ところで、防御を施していないあんな物騒な場所に立つべきかという素朴な疑問があります。 つまり絵だからということとして納得しています。
これについて、いまも忸怩たる思いにあるのは、福島原発事故のときの菅直人首相のあの現地入りとあの水かけの処置についてです。
徒然こと 忸怩たる記憶 、福島原発事故のときの菅直人首相のあの現地入りとあの水かけの処置について
膨大な日時と金をかけた原子炉メルトダウン時の処置法では、絶対に水をかけるなというものでした。被覆棒のジルコニウム合金が冷却破砕して燃料がメルトダウンするというものです。 当時の石川迪夫という技術監督の解説本(2008年出版)のなかでの記述でした。これを首相官邸の菅直人首相宛てに送りましたが梨のつぶてでした。首相がヘリで現地へ飛んだのはその後で、首相をはじめ、世論の空気は水かけをすることで沸いていました。そして予想通り、ジルコニウムと水との化学反応で生成された水素による酸素との反応、つまろ爆発しました。 このことについては、東電も、政府も、メディアも学会もなにも語っていません。
石川氏はいまもご存命とおもいますが、発言の機会があたえられるべきといまも願っています。 彼の書名も しらべれば分かります。 菅首相が現地入りするタイミングで、事態のすべてが決まったのではないかと理解しています。
参考
1.「原子炉の暴走:臨界事故で何が起きたか」 日刊工業新聞社 2008年 ISBN 9784526060434 「原子炉の暴走」の改定版
2.石川迪夫について 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E8%BF%AA%E5%A4%AB
石川 迪夫 (いしかわ みちお、1934年3月2日 - )は、日本の原子力工学者。原子力発電とその溶融、廃炉、安全性を専門とする。現在は日本原子力技術協会最高顧問である。
3.荒井が送った首相官邸等への投稿原文;
資料a4420 首相官邸等への投稿メール原文