C―成長と発展の文明史 (単行本)
ウィリアム バーンスタイン (著),
William J. Bernstein (原著), 徳川 家広 (翻訳)
有史以来5000年、人類全体が豊さを感じ経済成長を始めたのは1820年のイギリスからだった。
古代文明、エジプト/ギリシア/中国/ローマそして中世ヨーロッパと、一部の特権階級以外は過酷な世界だった。当時の経済成長は実質的に0%だった。
経済成長の必要条件は、
(1)私有財産制度の確立、
(2)科学的合理的な思考、
(3)効率的な資本市場、
(4)充実した通信と流通網
4つの条件ががそろうことが必要である。
共産主義の崩壊は(1)の私有財産制度が確立されていなかったことになる。
豊かな社会が建設され、一つでも欠ければ一時的に豊かさを享受できてもその成長率は低く、継続しない。
現状の格差社会の日本的中産階級の崩壊は実質的な私有財産性の崩壊になりかねない。慧眼の書である。
ウィリアム バーンスタイン (著),
William J. Bernstein (原著), 徳川 家広 (翻訳)
有史以来5000年、人類全体が豊さを感じ経済成長を始めたのは1820年のイギリスからだった。
古代文明、エジプト/ギリシア/中国/ローマそして中世ヨーロッパと、一部の特権階級以外は過酷な世界だった。当時の経済成長は実質的に0%だった。
経済成長の必要条件は、
(1)私有財産制度の確立、
(2)科学的合理的な思考、
(3)効率的な資本市場、
(4)充実した通信と流通網
4つの条件ががそろうことが必要である。
共産主義の崩壊は(1)の私有財産制度が確立されていなかったことになる。
豊かな社会が建設され、一つでも欠ければ一時的に豊かさを享受できてもその成長率は低く、継続しない。
現状の格差社会の日本的中産階級の崩壊は実質的な私有財産性の崩壊になりかねない。慧眼の書である。
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