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シグマ DP1

2008年04月13日 | カメラ/写真
価格ドットコムでデジタルカメラの人気を見ていて少し驚いた。ルミックスFX-35とFinepix F100fdは浜崎あゆみと海老原ゆりと言う人気者を要して膨大なCMを流している。小型で1000万画素暮らす、機能も顔認識、広角系ズームレンズなど豊富であり、実売価格も3万円前後である。
 そんな中の第3位がシグマDP1だった。28mm単焦点、手ぶれ補正なし、価格約9万円と比較の対象にならない。
 シグマDP1は異質だ、すべてを画質にかけている。FOVEON X3(R) (CMOS)というコンパクトデジカメ搭載のCCDの約10倍の大きさのC-MOSセンサー(APS-Cサイズ デジタル一眼相当)、通常CCDでは3色の受光素子を平面的に配置しているが縦方向に配置した独自の構造のC-MOSセンサ(FOVEON X3 イメージセンサ)は、3原色それぞれのセンサが同じ位置に配置されているため、原理的に偽色は発生しないとされている。
 その画像は、コンパクトデジカメとは次元の違う品質のようだ。
その他の、デザイン、操作性、撮影スピード、機能については全く勝負にならない。特に撮影後の書き込みなどは極めて遅く、スピードのあるものの撮影はかなり困難ではないだろうか?
 それでも、上位2機種のような大々的な宣伝もなく、発売開始も遅れに遅れ、価格も高く、機能の少ないカメラの人気が高いということは今までのデジカメの設計思想が転換点になっているのか、欠落していたニーズが発見されたのかどちらかだと思う。もちろん操作性の優れたデジタル一眼レフを購入すれば画質の問題はそれなりに解決するのかもしれない。シグマ製のSD14だって価格も+5万程度で購入できてしまう。
 カメラについては、昔から単機能の高性能コンパクト機の需要がある要するにライカだ、一時期コニカも出した。デジカメではリコーのGRデジタルがいままでそのポジションにいたのだろう。
 DP1はマニアのデジカメとして産声をあげたさらに成長して大人のデジカメを目指してもらいたい。

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