あちこち散歩 写真日記

あちこち散歩したときの日記です。
歩きながら撮った風景写真とともに記録します。

ガクアジサイ、そしてアジサイの花について

2024-06-01 | 日記
先日、アジサイのことを書きましたが・・・・
ガクアジサイです。↓
ガクアジサイをよく見るようになったのはいつのころからでしょうか?
私の子供のころはほとんど見ることがありませんでした。
紫陽花と言えば、この丸い形の花を思い浮かべる人は多いと思います。

ガクアジサイを初めて見たときは珍しくて、見た目もかっこいい紫陽花だなと思った気がします。
きっと最近になって誰かが品種改良したのだろうと。
ところが後に、
実はガクアジサイが日本古来の紫陽花の原種で、
ヨーロッパ人が持ち帰って品種改良で丸い形のアジサイを創り、
それを日本に逆輸入したということを知りました。
ということは、私の子供のころだってガクアジサイはあったはずで、
見たことが無いと思っていたのは、
その頃の私が花などに興味がなく、
単に見過ごしていただけという可能性が高くなりました。

ところで、ガクアジサイは、周囲に花が付いている他、
真ん中にも小さな蕾がたくさんあるのがわかります。
実は、周りの花は装飾花といって、本当の花ではなく、
ガクが変化したものなのです。
虫をおびき寄せるためのものという説もあります。
一応、雄しべと雌しべらしきものはありますが、
この装飾花が種を付けることは、まずないとのことです。
本当の花は真ん中の小さくてたくさん密集しているやつです。
上の写真はみんな蕾ですが、開花するとこうなります。↓
周囲の花が装飾花だとすると、
よく見る丸形のアジサイは、全部が装飾花ということになります。
では丸形紫陽花の本当の花はどこにあるのでしょう。
装飾花を指でかき分けてみると・・・
蕾がありました。(人差し指の横っちょです)↑
開花するとこうなります↓
しかし、こんな奥に隠れていては、虫も見つけづらいのでは?
受粉できるのでしょうか?

ちなみに気象庁は、この小さな本当の花の開花をもって、
紫陽花の開花宣言とするとのことです。
私は、今日近所を歩き回って、
いろいろなところのアジサイを指でかき分けてみたのですが、
ほとんどはまだ蕾でした。(ガクアジサイは結構開花してました)
最後の最後に写真の開花したアジサイを見つけました。

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