『ねぇ!
下のおばさんに
《あんまり無理して
もし、あなたが居なくなったら
寂しいわ》
って
言われたの!』
『…………下のおばさんは
亭主が亡くなって
ちょっと鬱かかってるんだよ
分かってやれよ』
『…は?………
…ふ〜ん…
ゴリラ🦍も私が居なくなったら
鬱になるの?』
『…………』
暫し沈黙
🤣大爆笑!
キャハッハッ!
〜
…あ、😒言っとくけど!
私は🦍が
居なくなっても
全然
変わらない
からね
平気だから!
『…………』
暫し沈黙…………
🤣キャハッハッ
あつい🥵💦と思いながら
空を見上げると
トンボが沢山飛び回ってた
涼しくなると
トンボは平野にやってくる
秋🍁である…
境内を歩くと
かさかさ…音がする
枯れ葉🍂が
掃いても
掃いても
どこからかやってくる
明日、法事が2件ある
掃除してもキリが無い
(下の家のおばさん、
石屋さんのおばさん、
新宅のおばさん…
手抜きを覚えなさいよ
何度も言ってくる
今日
あなたが居なくなったら
寂しいわと言ってきた
下のおばさんは
大黒さんより
20歳年上!
………なら
やらなくて
いいなうん
やらないぞ😤ふん!)
ほんとに
今日は何もしない
絶対!やらない
庫裏のトイレ🚽掃除と
洗面台掃除だけにする!
…………
ちょっと不機嫌な
大黒さんの独り言💢
仕事を終えて
寺に帰ってきた
パトロール中
車に乗ってるチビが
『お、お母さん
💩したい!』
😨な、んだって?
待て!
我慢して!
🚙💨💦
………ギリギリ間に合った
そうしてるうちに
子供達は全員、家に帰った🙄ありゃ
…………
…………………
…………
両親の七回忌、十七回忌の塔婆を取りに来た
60歳前の娘さんが
そのまま
境内墓地の墓参りをしてた
この方は独身…
時間をかけて
ゆっくり墓参りをしてた
生き方は人それぞれ
とは言え
その姿は切なかった…
遠くから
見ていた大黒さんは
自然と涙が出てきた…
これからあの女性は
どの様な道を歩くのか
御両親は
どう思ってるのか
人の心配なんて出来る身では無いが
考えずにはいられなかった