お久しぶりです、草原の羊です。
プライベートが忙しく、なかなかブログに手をつけることができていませんでした。
2月4日も過ぎ、新たな年が始まりましたね。
今年は辛丑(かのとうし)の年。わたしにとっては月柱が大半会であり、日干支とは天剋地中の年になります。
結婚したことが、気持ち的にはとても広がり、実生活においてはぶつかりが多々ある年ではないかと心構えをしております。
さて、最近気づいたことがあり、今日は筆をとりました。
木性の十代主星、貫索星と石門星についてです。
木性とは守備を本質とした星だと言われています。
貫索星は自分の考えや意見を譲らないこと、貫き通すことで自分を守り、
石門星は人と繋がり和を築くことで自分を守ります。
最近結婚式の関係で仲良くなったネイリストさんの命式を拝見したのですが、中心が石門星で東に貫索星が出ていました。
わたしがその方と何度か話す中で得ていた印象は、
・奉仕が好きなこと(福祉ネイリストをされています)
・デザインなどのセンスがとても良く、食べることが大好き(火性的)
・人の話を聞くのが上手で自己主張が少ない
といったものでした。
貫索星や石門星が頭ではピンと来なかったのでもう一度生年月日を確認したところ、時間的に前日のお生れのようでしたので、命式は鳳閣星が中心で伴星に禄存星があるという結果で納得できました。
今回のことで、何故貫索星や石門星がしっくり来なかったのか、自分の感覚について振り返ってみた時、思い当たったのがその方の喋り方でした。
『話を聞くのが上手で自己主張が少ない』というのはまさに木性の性質とはかけ離れていると感じたからです。
わたしの母親、妹はともに中心が貫索星なのですが、いつも会話していると主語が自分であることを思い出しました。
「わたしはこう思うんだよね」
「わたしってこういう人間だから、〇〇は嫌い」
「わたしは〇〇したくない」
といった具合に、会話のほとんどが自分を主語としています。
石門星の彼氏と付き合っていた時も、
「俺は〇〇したいなあー」
「俺はこっちの方がいいと思うよ」
「俺は君のことを思って言ってる」
など言い方は貫索星より柔らかいものの、主語が自分であることは多々あったなと思いました。
貫索星、石門星は比和の関係と言い、同質五行の組み合わせから発生します。
相手と自分が似たような存在であるため、仲間意識を感じるものの、似た存在が側にいることは脅威でもあるため張り合ってしまいがちです。
自分の居場所を取られないためには、自己主張をする必要があり、主語が自分になりやすいのでしょう。
すると、石門星はよくモラハラの星と言われますが、これについても少しメカニズムがわかるかもしれません。
石門星は人前ではいい顔をするが、身内や立場の弱い人には強く出るといったことが知られています。
しかし、大抵の石門星の人はモラハラをしている自覚がありません。
思うに石門星の人からするとタイミングを見て自己主張をしているだけなのに、それが身内から見ると普段は人に合わせるのに身内にばかり主張してくると感じ、結果モラハラとなっているのではないでしょうか。
特に石門星は貫索星と違い平等主義が強いと言われています。どんなに立場や性別、年齢が違おうとも人間として平等だろうと考えるため、主張自体は正論であるが相手によっては無理難題であることがしばしばあります。
貫索星の人はもし自分の主張が相手に通らないと、自分でやってしまえばいいといって単独行動で問題を解決することができますが、石門星の人は自分と同じだけの負荷を相手にも背負わせたいと思いがちです。
自分の主張を通すことも大事ですが、それが相手の負荷になり過ぎていないか、相手の立場に立って考えることが大切です。
思いやりは火性であり、強い木性をうまく消化してくれます。
相手の性別や年齢、自分の発言が相手に与える印象や、もたらす結果を想像すること。
全体を俯瞰し知恵を働かせる水性をもって木性を生かすこともできると思います。
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