七転び八起き〜草原で草を食むひつじのブログ〜

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命式の幅広い活用法

2020-11-26 23:59:00 | 日記
算命学とは古代中国で帝王学として利用されていました。
本来は人の運勢だけでなく、国家の命運や時代の機微まで読むことができる、とても幅が広くて奥の深い学問です。



算命学では命式を誕生日から算出します。
その仕組みは
人がこの世に生まれた時、
その年、月、日の力を受けるからと
考えられています。
同じように考えれば、国や会社が生まれた日つまり建国や創設日をもとに
国家や企業の命式を算出することもできるということです。



今年12月に仕事を辞め、愛知県へ嫁ぐのですが、新居に選んだ岡崎市はとても居心地の良いところでした。
調べてみれば岡崎市は生月中殺の命式。
宿命中殺のあるわたしにとって、気が合うのも頷けます。




わたしの生まれ故郷、静岡県西部は米どころで田んぼが広がる平野部です。
実家の裏には川が流れていたので、河川敷と田んぼ、そして茶畑がわたしの原風景です。
岡崎市の風景は地元とよく似ています。
さらに掛川や浜松のような城下町らしい歴史文化があり、気の清しい神社が多いのも気に入っています。



現在わたしは静岡県東部、富士山の麓の市に住んでいます。
こちらは来た当初から工場が多く空気が汚い、さらに田んぼや茶畑はほとんど無く、坂や住宅地が多いために空が狭いといった居心地の悪さを感じました。
しかし職場に恵まれ、気づけば社会人になってから1番長く居る場所です。
自分との相性はどうだったのか、改めて命式を見てみたした。


結果としては現在住む市も宿命中殺はありました。
やはり長く住むにはそれだけの理由があるのだと思います。
しかし、月柱、日柱がともに害でしたので、この辺りが自分の気持ちと合わない部分だったのでしょう。
周辺環境として伊豆や箱根、山梨などへのアクセスが良く、東京にも出やすいといった面で、
遊びに行きやすかったのは東方半会の相性を感じました。


今の職場は宿命中殺持ちではない法人なので、仕事は窮屈感を感じてはいますが、鳳閣が中心の職場は自分の車騎星を鍛えてくれたと感じています。


自分がいる場所は自分の命式や大運に導かれている部分が大いにあるのだと思います。
その逆で、居心地が悪い場所にいる場合は住む場所や職場との相性を見てみるといいかもしれません。




BAMP OF CHICKEN というグループの奇跡

2020-11-25 00:48:00 | 日記

好きなアーティストや惹かれる作家、画家などは命式を見ると、自分と共通干支(特に律音と干合支合)があることがほとんどです。



今日はわたしの大好きなBAMP OF CHICKEN  のお話です。
※大ファンゆえに呼び方が敬称ではないことをお許しください。



BAMP OF CHICKENは作詞作曲のほぼ全てを藤くん(藤原基央さん)が担当しています。
藤くんの命式は月柱が戊辰で月支はわたしと支合の関係です。また、わたしの生まれ年が戊辰ですので律音でもあります。
わたしの同級生にBAMPを好きな人が多いのはこのことによると思います。




以前さらっと見たきりだったBAMP4人の命式ですが、改めて見るとすごい奇跡のような組み合わせでしたので、解説されているサイトは多々あることと存じますが、わたしが感じたことを書きたいと思います。



まず、藤くんは天干土性一気格という引力本能に長けた命式です。(日月年の天干が全て土性)
藤くんの温かく優しい歌声は、鳳閣性の楽しむような歌い方や調舒星の切なさを表現する歌い方とは似て非なる魅力があるとわたしは感じています。
広大な大地のような、それでいてどっしりと地に足のついたような安心感。
これは土性の引力が発しているのだと思います。


彼は陽占に土星がありませんので、自意識の上では人と関わることがあまり好きだったとは言えないのだと思います。(多くの歌詞にあるとおり)
しかし、陰占の土性一気格は考え方の根本が人間全体に対する愛情なので、
彼が「無駄な人間はいない」
と歌うことは
とても意味があることだと感じました。




BAMPメンバー4人の命式で1番特徴的なのは、
なんといってもメンバー4人の内3人が同じ日干支であることだと思います。(60動物占いでいうと同じ動物になる)

日干支が同じなのは藤くん、チャマ(直井由文さん)、秀ちゃん(升秀夫さん)の3人で、皆『己酉』という干支です。
十二大従星でいうと天貴星という少年の星ですね。

生まれ月が全員違いますので、胸の主星はそれぞれ違います。
藤くんが車騎、チャマが鳳閣、秀ちゃんが石門です。
普通車騎星と鳳閣星は反りが合いません。
しかし、藤くんの西の星は鳳閣なのでチャマは補佐役としてピッタリの相手であり、自分の気にいる人でもあります。
チャマがふざけすぎてイライラすることもあるのでしょうが、嫌いになれない、好きな部分もたくさんある、といった感じなのだと思います。

秀ちゃんの石門星は藤くんの車騎星とは相克ですが、実は人間関係や効率性などをバッサリ判断するところが似ており、相性は良いです。
普段は秀ちゃんがチャマやヒロとふざけることも多いけれど、藤くんの厳しさも理解しており繋ぎ役になっているのだと思います。
BAMPの外交官はチャマのイメージがありますが、実は秀ちゃんが人間関係を広げている部分もあるのではないかと思います。


ヒロ(増川弘明さん)の日干支は辛酉です。
主星は鳳閣なのでヒロも藤くんから見るとチャマと同じような存在だと思います。
ちなみに、藤くんとヒロは生月中殺がありますので、そういった意味でも気が合いやすかったのだと思います。




ここまで読んで気づいた方は少ないと思いますが、
実は彼ら4人とも日支が酉です。
そして、曲を作る藤くんの
精神の柱である月支は辰なので
全員と支合になります。


どういう事かと言えば、
本人を含めた全員が
藤くんの作る曲がとても好きで、
とてもしっくりくると感じている
ということです。


音楽性の違いなどでメンバーが減ってしまったり、解散となるバンドやグループは多々あります。
BAMPも一度
ヒロが抜けかけたことがありましたが、
今までこうしてバンドを続けることができているのは、
一重に全員が藤くんの作る曲を、
ひいては藤原基央の人間性を
大好きでいるからに他ならないのだと思います。


長く続き、多くの人から愛されるコンビやグループ、集団というものは、
このような奇跡のバランスで成り立っていることが多々あります。

自分がとても惹かれる人と組み、
やりたいことが実現できていることは
この上なく幸せなことです。

ご夫婦や友人、仕事仲間など、恵まれている方は
是非その関係を大切にしてください。








司禄星中殺の現れ方

2020-11-23 21:56:00 | 日記
宿命年中殺を持つ人は、陽占において北の星と東の星が中殺されます。
(生月中殺の方は中心と南の星が中殺、生日中殺の方は西の星が中殺されます)



わたしは北の星、東の星がともに司禄星という陰の土性の星です。
この司禄星という星は家庭的で整理整頓が上手、貯金や節約が得意でお金が貯まる星と言われています。
これが中殺されるとどのようになるのか、今回はそんなお話です。


土性は引力本能を司っており、陰の土性である司禄星は物を引きつけておく力が弱いために、身の周りのものを無くさないよう整理整頓が得意になります。
そして、そのような不安から物事を準備しておかないと落ち着かず、お金も不安だからこそ溜め込みます。


わたしには上記の感覚がほとんどありません。物がどこかに行くことは日常茶飯事だし、事前の準備も苦手、貯金に至っては現在までほとんどしたことがありません。
これはわたしがADHDという形で司禄星中殺を消化しているのか、はたまた司禄星中殺だからこそADHD的症状に繋がるのか、よくわかっていません。


ただ、不思議なことに会社では書類の整理ができるし(むしろどこかに無くさないか心配で気になる)、株に投資するようになってからお金が貯まるようになりました。
自分という枠を超えた場所では、司禄星の特徴が発揮できることがわかったのです。



中殺された星は、
自分の枠を超えた場所で
その特性を発揮する方が活かせるのかもしれません。

逆を言えば、自分の事に関しては
中殺された星を発揮できなくても
そういうものだと割り切ることが大事だと思います。



人間全てが完璧な人はいません。
自分の欠けを認めて受け止める、できるなら好きになってあげる方が
生きやすいと思うのです。


30歳納音を体験して

2020-11-23 00:27:00 | 日記
わたしは大学から福祉を学び、
社会人になってからもずっと高齢者福祉の現場で働いています。

祖母が中学生の頃認知症になり、
母が7年間寝たきりの祖母の介護をしたのを見ていました。
祖母は独身で子どもがなく、
従兄弟の息子である父を養子に迎えた人です。
なのでわたしと祖母の血の繋がりは、
世の中の祖母と言われる立ち位置の方よりも遠いのですが、
生まれた時から一緒に生活していますので、
わたしにとって祖母というのは両親の親ではなくこの人だと強く認識しています。



おばあちゃん子でもあったわたし。
祖母は大正生まれの人で、満州の戦場で看護師をしていたそうです。
子どもの頃、喘息で体が弱いわたしをずっと看病してくれたのも祖母でした。
人に愛情を持って奉仕することは祖母から学んだことが多かったのではないかと思います。


学生時代わたしは理系が得意でしたが、高校でいじめの渦中にあり、数少ない友達が皆文系へ進むことを知って文系を選んだ人間です。
祖母の影響もあり、文系へ進むとすれば進路は福祉一択でした。
この辺りは西の禄存星がわたしをそこへ運んだと思っています。


ADHDを抱えながら2、3年ごとに職場を転々としていましたが、
高齢者福祉の分野から離れることはなく続けているのが現状です。


職を転々とするのはADHDの人にはありがちなことですが、
わたし自身は職場と折り合いがつかなくなり辞めたことはなく、
全て自分の意思で、
他の現場も体験してみたい!と思い職場を変えています。(伴星が龍高星)


わたしの命式は東に支合がある以外、
散法などは他にありません。
この支合に支えられてここまで突き進んできたと感じています。
陽占は土星と金星しかなく剋線のない命式ですが、
道中は衝突と挫折、しがみつくの繰り返しでした。


そんなわたしは28歳の時、
社会福祉士として正社員で働こうと考え、
実家を出て県内の地域包括支援センターに就職しました。
ここで大きな挫折を経験し、戦力外通告を受けます。
ADHDの治療はこの頃開始したのですが、それでも仕事についていけず。
上司から提案されたのは介護職に戻ることでした。
これでは人生逆戻りだと感じましたが、
今の自分にはどうする力もないと思い
会社の采配にお任せしますと答えました。


これが平成29年12月のことです。
この時わたしは29歳と2ヶ月。
つまり30歳になる歳まわりが始まっていました。
30歳は年干支が納音になり、人生の大きなターニングポイントと言われています。



わたしは介護職に戻ることを覚悟していましたが、
急に別の施設で相談員が退職し、
社会福祉士として勤めてみる気はないかとの話が舞い込みました。
社会福祉士として働きたいと思っていたわたしにとって願ってもない話でしたので、
二つ返事で引き受けました。


これが天職に出会ったきっかけです。


人生やりたいことを貫いて生きていれば、30歳までに自分の道は見つかるのだと強く感じた次第です。




30歳を超えてからの道は、
自分を見つめ自分と向き合いながら
やりたいことを深めていく流れなのだと
算命学では言われています。
6巡目で律音を迎える時、命式に活かされながら人生を輝かせていることを目指して生きたいと思います。







異常干支について感じること

2020-11-22 12:15:00 | 日記
60の干支の中には異常干支と呼ばれる干支が13個あります。
これらを持つ人は常識から何かズレてると言われており、
特に丁亥、壬午、辛巳は
第六感に優れているとも言われます。



わたしの両親は2人とも同じ異常干支を持っており(つまり異常干支が律音している)、
子どもながらに両親が少し変わっていることは感じていました。
どこが変わっているのかと聞かれると答えに困るのですが、
近所の方との交流で周りから浮きやすかったり、それを当人達が感じていないところが不思議でした。


命式というのは親子で遺伝していくもので、
特に陽占は少なからず
親から引き継いだ部分が読み取れることが多いです。
陰占も親と共通干支があることがほとんどですが、わたしと妹は異常干支を引き継ぎませんでした。(ちゃんと宿命中殺や共通干支はあります)
異常干支(父)×異常干支(母)=普通(娘)
という形に収まったのかもしれません。


他にわたしの周りにいる異常干支の人として夫がいます。
夫は日干•乙巳の日居天中殺な人。
こちらについては、また別の記事でお伝えしていこうと思います。




異常干支には命式で持つ以外に後転運で巡るものがあり、
特に大運で異常干支が連続して(2連または3連)巡る時を
大運天中殺と並び運勢が乱高下する時期として、
変刻律大運と呼びます。

命式に異常干支を持つ場合は、その期間は普通の人に戻ると言われ、
命式に異常干支を持っていない人は、その期間異常性が現れるとされています。

この異常性って何か分かりづらいですよね。
実際どんな形で現れるかは人それぞれなので一辺倒には言えませんが、閃きが良くなる人もいれば、家族や配偶者が病気や鬱にかかるといったこともあるようです。


今年入籍したわたしの妹の旦那は、
現在30年間の変刻律大運の8年目です。
命式に異常干支は持っていないのですが、
彼は大正時代くらいの価値観のお家で育ったようで、考え方が時代からズレているなと少なからず感じます。
例えば、
・男の子の名前は親から一字とる、女の子の名前はどうでもいい(興味がない)
・姑の言うことを聞くのが当たり前と説く。
・育児はワンオペになるけどいい?と育児に関わらない宣言。
上記のような思考を父親から受け継いでいます。

田舎の里山で育っているので、
そのような価値観が今も根付いている地域なのだとも感じますが、(田舎住まいの方ごめんなさい。皆がそうとは思いません。)
一度県外の大学にも出て外の価値観に触れているにも関わらず、
この思考回路を保持していることは
時代からズレていると言っていいでしょう。



この彼との間に共通干支があれば、
お互いのことが理解でき今よりも苦はなかったと思いますが、
妹夫婦の場合共通干支が天剋地冲しかありません。
さらに妹にだけ宿命中殺があることで、
古めかしい価値観の枠に収まることを嫌う性質もあって、
旦那と激しくぶつかっているようです。

陰占の相性自体はかなり良いのですが、共通干支がないことはお互いに似通った部分がないので、このような結果をもたらすことが多いのです。


では何故彼らはこのような相性の相手を選んだのでしょう?
わたしが妹夫婦の命式を見て気づいたことは、妹の旦那が変刻律大運に加え、
妹も大運天中殺中であったことです。


変刻律大運や大運天中殺は普段の自分とはズレが生じたり、自分の枠を飛び出た価値観になりやすい時期です。
ですから、お互いに普段の自分とは違う感覚の中で相手を選ぶことになったということだと思います。




職場の同僚でも同じように変刻律大運中に一切家事のできない男性と結婚して離婚したケースがありました。
実家を一度も出ず、家事は全て母親に任せて何もできない人というのが
いないことはないと思いますが、
朝起きてパンを焼くことすらしないで妻が朝ごはんを作るのを待っている夫というのも、今の時代ではなかなかの希少種であろうと思います。


これらのことから考えるに、
異常干支の異常性とは、
時代や周りの価値観からズレるという現れ方もあるのではないかと思いました。