日々の寝言~Daily Nonsense~

羽生王座が防衛

将棋の王座戦の最終局が
10/23日に行われて、
羽生さんが挑戦者の豊島さんに勝ち、
3-2で防衛に成功した。

将棋は、羽生さんが先手で、
横歩取りからあまり見たことのない持久戦模様に進み、
居飛車対振り飛車のような形になった。

中盤で羽生さんが少しリードしたが、
終盤で寄せ方を間違えたようで、
ぎりぎりまでもつれて、双方一分将棋になる中、
最後に豊島さんが間違えて勝負がついた。

羽生さんの寄せ方がかなり強引な感じで、
双方にミスがあったようなので
名局というわけではなかったのだろうが、
その分、形勢がいったりきたりして、
見ていて、手に汗握る熱戦だった。

これで、羽生さんは今年度、
名人奪取、棋聖防衛、王位防衛、王座防衛。
相変わらず、往時の勢いを彷彿とさせる活躍ぶりだ。

一時は羽生さんを上回ったと思った
渡辺さんがこのところ低迷中なので、
羽生さんが15年以上にわたって
強さを維持していることは本当に驚異的だ。

こうなると、竜王挑戦を糸谷さんに
阻まれたのがいかにも残念だ。

どうも永世竜王には縁がない感じだが、
いつかは達成してくれると信じている。

しかし、その羽生さんをしても、
最近の若手との勝負は厳しくて、
まったく盤石とはいえない。

糸谷さんに三番勝負で敗れたのもそうだが、
今回の豊島さんとの五番勝負も、出だしで二連勝したのに、
そのあと二連敗してかなりぎりぎりだった。

防衛直後のインタビューでも、
「ひとつひとつの積み重ねだと思っていますが、
 そのひとつを勝つのがとても大変ですから、
 この1勝はとても嬉しく思います。」
と語っていて、実感がこもっていると思う。

あと4勝で1300勝の節目となる。
現役最多勝の加藤さんを抜くのは時間の問題だろう。
その後は、大山さんの1433勝、
そして前人未到の1500勝へと、
ますますの活躍をお祈りしています。
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