日々の寝言~Daily Nonsense~

「それから」のモデル探し

「それから」の三角関係はなかなかリアルなので、
モデルを探したくなる人が多いようだ。

こちらのページでは、
代助:夏目漱石自身
平岡:平岡定太郎(三島由紀夫の祖父)
三千代:永井夏子(平岡定太郎の妻)
という説

こちらのページでは、
三千代:大塚楠緒子(くすおこ)

> 大塚楠緒子は、漱石の旧友であった
> 大塚(小屋)保治の妻であり、東大教授であった大塚保治は
> 小説書きになろうとする漱石に東大教授の職を勧めている。
> そして、1910年(明治43)に大塚楠緒子が35歳の若さで死んだ時に、
> 漱石は「有る程の菊抛げ入れよ棺の中」という激情のこもった
> 句をたむけている。

「それから」の新聞連載は1909年の6月から10月なので、
楠緒子の死よりは前だが、もう病気にはなっていたのかもしれない。

大塚楠緒子さんについては、『謎解き 若き漱石の秘恋』という
本も出ているらしい。作者のページはこちら
要するに、大塚さんが漱石の秘恋の対象だというもので、
三千代のモデル=大塚さんを支持している。

ちなみに、三部作の他の作品については、

「三四郎」

三四郎:小宮豊隆
美禰子:平塚らいてう

「門」

宗助=代助@それから
お米=三千代@それから
安井=平岡@それから

というのが定説らしい。

このページには、
漱石の交友関係や姉弟関係がまとめられていて面白い。
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