「衝動買い」を取り上げていた。
脳の中には、目先の利益に反応するところと、
長期的な利益に反応するところがあって、
競合している、ということらしい。
今日の1万円と明日の1万100円、
1年後の1万円と、1年1日後の1万100円、
どっちを選ぶか?という問題があったが、
私は、どちらの場合も、1万100円。
目先の利益を取る人は、
バーゲンにひっかかりやすい人で、
合理的じゃないよね・・・と思っていたのだが、
清水みち子さんの答えがおもしろかった。
1日経つと、気が変わってもうくれないっ、
て言われるかもしれないから、
どちらの場合も、すぐにもらえるほうをもらう、
というもの。
なるほど・・・
つまり、どちらも合理的な行動なので、
人によって結論が変わるのは、
ルールとか環境がどれくらい安定的と見積もるか、
によっているわけだ。
環境変動が大きい、予測が難しい、と思えば、
とりあえずもらえるものはもらっておく、ほうが良いだろうし、
安定した環境であると思えば、
最終的な取り分が大きいほうが良い。
未来の利益をどれくらい割り引いて考えるか、
ということだ。
兄弟の数とかとも関係するのかも、と思った。
常に兄弟と一緒にいるような場面が多いと、
一人っ子の場合よりは、ずっと、環境が変動的、
予測困難になるだろうから、
目先の利益を取る行動が強化されそうだ。
そういえば、おかずの食べ方とかで、
おいしいものを最後に取っておくことができるのは
一人っ子の場合で、兄弟が多いと、
おいしいものをまず食べてしまわないと、
すぐに他の子に食べられてしまう、
というのもあったなぁ・・・
社会における、不確定要因は、
気候とか、景気とか、いろいろあるが、
最大のものは、他の人間の行動、ということなのだろう。
前に、団塊の世代の番組について書いたときに、
視野が短いんじゃないか?と思ったのだが、
やっぱり、競合する人数が多いっていうのは
視野の長短と関係あるのかもしれない。
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