庄司薫と村上春樹

そういえば、
庄司薫さんと村上春樹さんの関係も
長年の懸案事項だったことを
思い出して検索してみたら、

木村洋一郎さんという方の note に、
村上春樹と庄司薫の一致
～デレク・ハートフィールドは誰か問題
という記事があった。

これは、川田宇一郎さんという方の評論
「由美ちゃんとユミヨシさん
　--庄司薫と村上春樹の「小さき母」」
「群像」1996年6月号掲載、
を元にしている。

村上春樹さんが庄司薫さんの
影響を受けているのは明らかなのだが、
なんと、デレク・ハートフィールドが
庄司薫さん、という説があるらしい。

うーん、すごい・・・

さっそく、図書館で探して
コピーを取らなくては。

川田宇一郎さんは、
『女の子を殺さないために 解読
「濃縮還元100パーセントの恋愛小説」』
という評論を出版されていて、
これもかなり面白そうだが、
残念ながら入手困難
（amazon では中古が 3,960円）
のようだ。

さらに検索したら
ご本人による解説があった。
ネットは偉大だ。

だから ChatGPT は
あんなに賢く見えるのだし。

ブログ（2013年ころまで）
もあった。いろいろ面白そう。


　＊　＊　＊

以前にも書いたが、
私の歪んだ文学観では、

近代的自我に関して、
夏目漱石の後を継いだのは
福永武彦さんで、
その後を継いだのは
庄司薫さんで、
その後を継いだのは
村上春樹さん

だと思っている。