スカイ・イクリプス

「スカイ・イクリプス」を読了。

「スカイ・クロラ」シリーズのエピソード集。

Gyroscope: ササクラとクサナギ氏の絡み
Nine Lives: ティーチャーの若いころ？
Waning Moon: 海に墜落した飛行機、誰のエピソード？
Spit Fire: 神様を待っている老人＋クサナギ氏とカンナミ？
Heart Drain: 情報部で出世するカイのエピソード
Earth Born: フーコとクサナギ氏
Doll of Glory: カンナミ＋クサナギ氏＋フーコ

本編との関係では、
クサナギ氏とフーコの関係が描かれている
最後の二つが重要？

でも結局はよくわからない。

フーコは自分の店を持ったことになっているが、
「スカイ・クロラ」では依然として
カンナミの相手をしていたし・・・

エピソードを時系列に整理して辻褄をあわせる、ということは
最初から拒否されているように思われる。

永遠の子供であるキルドレにとって、
誰が誰であるとか、できごとの順番とか、
そんなことには何の意味もないのだ、きっと。

すべては繰り返す。
微妙に違う形で。

というわけで、
文章を味わうことに専念すれば、
得られるものはそれなりに多い。

生きても、死んでもいない時間。

生死というものも超えて、
自他の境界も無くなってしまうような時間。

踊る？
それとも、
戯れる？

そういう時間は、確かにある。
必ずしも空の上ではなくても。