サム・アルトマン氏とグレッグ・ブロックマン氏はマイクロソフトへ

既にあちこちで報道されているが、
OpenAI の取締役を解任された
サム・アルトマン氏と、
降格を嫌気して辞任した
グレッグ・ブロックマン氏が
マイクロソフトに入社することが
発表された。

さらに、OpenAI の社員の多数が、
チーフ・サイエンティストの
イリヤ・サツケヴァー氏他の
現在の取締役全員の辞任を要求して、
それが認められなければ、
マイクロソフトへ移籍するという
書簡を会社に提出したというニュースもある。

サム・アルトマン氏の電撃的な解任の後、
事態がめまぐるしく動いていて、
何が何だかわからないが、
少なくとも、サム・アルトマン氏を
解任した側は、見通しを誤った
と言うことだろう。

そもそも見通しがあったのかどうかも
よくわからないが・・・

今後どうなってゆくのかも
まだ全くわからないが、
可能性として考えられるのは、

０）アルトマン氏らがもとに戻って和解する
１）マイクロソフトに吸収される
　もしもこれが実現してしまうと、
　マイクロソフト一人勝ち状態だ。
　もちろん、ChatGPT に至るまでの
　技術的なリーダーシップは、ヒントン先生の弟子である
　サツケヴァー氏によるものではあるのだが・・・
　知的財産権などがどうなっているのかも気になる。
２）Google や Meta なども含めての
　狩り場になり、バラバラになる

くらいだろうか・・・

AI は、人類が争いなく、豊かに
暮らせるようになるためのツールのはずだが、
それをめぐって、あるいは、それを使って
争いが生まれるというのは
なんとも悲しい状況だ。

これまでの展開について、
Bloomberg に少し詳しい記事がでている。