岸田新内閣が発足した。
政策のバックボーンは
「新しい資本主義」だろう。
その具体的な内容については、
たとえば、岸田氏自身の説明資料がある。
富の分配の方法を変えることで、
多くの人の所得を増やし、
格差の拡大を低減させて、
厚みのある中間層を復活させる。
より具体的には、
> 金融所得課税の見直しなど1億円の壁の打破。
> 日本版 HECS 制度導入、住宅セーフティネット制度抜本拡充の検討など、
> 子育て世帯等の教育費・住居費への支援強化。
> 医療・介護・保育など、公的セクターの現場で働く方の所得を増やすため、
> 公的価格評価検討委員会(仮称)を設置し、公的価格の抜本的見直し。
> デジタル技術やマイナンバーを活用した、プッシュ型、テーラーメイド型の
> 新たな所得再分配の手法について、デジタル化の進捗等を見つつ検討。
と書かれている。
成長と分配のバランスを取って
好循環を実現する、というのは、
安倍政権のトリクルダウンの鏡で、
どちらを重視するかが違うだけのようでもある。
今のままで格差が拡大して良いわけはないが、
ではどうすればいいのか?については、
おそらく世界の誰も答えを持っていないと思う。
軍縮のように、
全世界レベルで合意して、
経済成長競争をやめる、というのが
一つの答えだと思うが、
なかなか現実的ではないだろう。
というわけで、
決して簡単な道ではないのだが、
新しい技術基盤なども使って、
なんとか答えを見出して欲しいものだ。
最新の画像もっと見る
最近の「政治・経済・行政情報」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事