東京オリンピック招致。
招致の是非については、最近の調査では
肯定派が増えて 60%台らしいが、
それでもまだ拮抗している。
日本全体が沈んでいるから、なにか
お祭り騒ぎが欲しいという気持ちもわからなくはないが、
ただでさえ財政も火の車なのに、
震災復興や原発事故処理のお金も必要な今、
なんで巨額の費用がかかるオリンピック招致なのか?
という意見の人も多いはずだ。
なので、招致の是非を討論するのかと思ったら、
招致については是の人ばかりで、
視聴者に向かってオリンピックを招致すべき理由を
説明する番組になっていた。
うーむ・・・
NHK的にはあったほうが嬉しいのだろうが、
なんだかすごくフェアじゃないなぁ。
招致賛成派として呼ばれていた人も、
スポーツ関係者とか、スポーツジャーナリストとか、
それはまあ賛成だよね、という人ばかり。
賛成の理由も、昔の東京オリンピックの美化された印象
や精神論に基づくものが多く、現在の世界における、
商業化・政治化された「オリンピック」の状況とは
かけはなれたような意見が多かった。
さらに、気持ち悪い笑顔で笑いながら「被災地のためにもなる」
「(震災復興を主張できるのは)千載一遇のチャンス!」
などと馬鹿げた理屈を平気で言う神経はとうてい理解できないかった。
東京都には、オリンピックのために留置してあるお金が
何千億円かあるらしいが、個人的には、そんなお金があるのなら、
都民に返還するか、直下型地震が起きたときの対策費として
取っておくほうがいいと思うけど・・・
そもそも8年間の準備期間中に直下型地震が起こる確率がかなり高いし・・・
そのことを世界に対してどう説明するんだろう?
まさか隠し通すつもりではないよね?
番組へのご意見ページでも、招致に厳しい意見が圧倒的に多くて少し安心した。
NHKや石原氏には真摯に受け止めてほしいが、
もしかしてNHKはこういう反発を想定して
わざと偏った番組構成にした??
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