近代産業が要請した近代都市の発達とともに、 都市による周辺地域の搾取が行われ、 リスクヘッジとしての共同体は、 村から家へ、家から核家族へ、と どんどん小さくなっていった。 共同体が担保していた ソーシャルキャピタルや セーフティーネットは細り、 孤立する人々は、いまや お金だけしか頼るものがない。 なんという不安・・・ なんという寂しさ。 これもまた、資本主義の賜物なのだ。 多くの便利さや快楽をもたらしている影では、 こうしたことも起こっている。