早々と、勝ち馬に乗りたい派閥の談合で
菅官房長官に決まってしまった感じ。
新型コロナウイルスの影響もあるものの、
ビジョンを戦わせるような雰囲気も、
国民的興味の盛り上がりもさっぱり無し、
というのは、今の日本の政治の閉塞性を
象徴している。
菅さんは、叩き上げの苦労人で、
無派閥でやってきたという点を
アピールしているようだが、
今回、多くの派閥の後押しを受けてしまったことで
手足が縛られることになるのは避けられそうにない。
これまでも、上司や取り巻きのほうを向いて
仕事をしている感じが強く、
国民に寄り添っている感じはしなかった。
今後どうなってゆくのだろうか?
1)来年までのリリーフ
安倍さんとの継続性を重んじて
リリーフを務めて、首相になった、という経歴を
花道として次の政権につなぐ。
2)解散・総選挙で勝利して長期政権となる
野党も連合しているが、総選挙をすれば
自民党が勝つのだろう。
選挙で承認を受けたとなれば、
次の総裁選も勝つことはできそうだ。
周囲の思惑もあり、大きなミスやスキャンダル、
病気などが出なければ、2)になりそうな感じがする。
そのときに、うまく周囲の力を使って
名首相と呼ばれるような良い政治をするのか、
それとも、周囲に使われて終わるのか?
ここがポイントになりそうだが、
経歴などが少し近い田中角栄元総理と較べると
迫力やビジョンが無い感じがするので、
後者になりそうな感じがするなぁ。
価値観が多様化する今の日本で、
ビジョンをもって政治するのも
大変難しいこととは思うが、この10年くらいは
日本が完全に没落するか否かの分かれ目でも
あると思うので、ぜひ、予想がはずれて、
名首相と呼ばれるようになっていただきたいと思う。
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