少し腑に落ちなかった点があった。
それは、次男の死を19歳での戦死に
設定していた点。
しかし、映画には、
10代の子供たちは出てこない。
そのため、次男の葬儀には
長男も三男も現れない。
さらに、ラストの冥界を思わせるようなシーンでも、
次男は子供のときのままの姿で現れる。
以下は推測。
本来は、主人公である長男の成長をずっと追ってゆく構成で、
その中ではベトナム戦争のシーンなども予定
されていたのではないか?
本来は三部作くらいにしてもよいような
大構想だったのではないか?
しかし、途中で、予算オーバーになってしまい、
打ち切られたのではないだろうか?
つまり、この作品は、
「カラマーゾフの兄弟」のような、
大いなる未完の作品
ということではないのだろうか?
最終部のつくりのチープさも
そう考えると説明がつく。
そしてまた、Malick が Palm d'Or の授賞式に
Malick が現れなかったことも・・・
(さらに次のエントリーに続く)
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