政権放送を見ていると、プレゼンの勉強になる。
「日本を元気にします」みたいに抽象的な言葉だけ並べたり
「精一杯頑張ります」だけの人はNG。
具体的に何をどう頑張るの?
言い方・伝え方が上手だなぁと思ったのは、
小池百合子さんと、石原慎太郎さん。
以下は雑感
1)経済政策
「第一に景気対策」「デフレから脱却」
と言う人が多いのだが、どうやって?
の部分を言っている人はほとんど居ない。
政治は余計なことはしないで、
民間が仕事しやすい環境を整えるだけで
良いと思う。
ただし、乱暴な規制緩和は
過剰競争になり、弱者にしわ寄せがくる、
というのが小泉構造改革の教訓だから、
そこは踏まえて、上手に規制緩和してほしい。
引き抜かれるのではなく、
日本のノウハウを海外で展開してお手伝いすれば、
まだまだいいことがあるのでは??
2)外交政策
大きな方向としては、
米国依存脱却
アジア新興国重視(対中国)
だと思う。
3)福祉政策
年金、介護、医療はどれも大変なことになっている。
あまり話題にならないが、給料からの社会保障費の
天引き率もどんどん上がっている。
一人あたり社会保障費の伸び
所得よりもずっと高速に増えている。
給付を減らすしかないとは思うが、
高齢者が多いのでなかなか難しいのだろう。
橋下さんはそこをざっくばらんに明言していたが。
将来の短い高齢者が国の意思決定の
主要プレイヤーというのはまずいよなぁ。
民主主義は、人口構成がピラミッドでないと
うまくゆかないのではないか?
BLOGOS の記事
GDP比で見ると、日本の一人当たり社会保障費は、
英国、フランス、スエーデンなどとあまり変わらない。
特に突出して多いわけではない。
ただし、高齢者向け支出とそれ以外の比は
突出して高いようだ。
4)地方分権
石原さんの言う
中央官僚制度の解体
小さな政府
道州制への以降(これは言ってないかも)
は、やるべきことだと思うのだが、
手段が過激で思いつきベースに
なりそうなのが・・・
同じことを、もう少しマイルドに、
手順をきちんと踏んで
やってくれるところがあると
良いのだが・・・
石原さんは、複式簿記の話をしていたが、
石原都政の最大の功績は、東京都の黒字化、
ということでいいのだろうか?
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