チェルノブイリを越えていないにしても、
比較して議論ができるほど(1桁程度の差)
には到達しているらしい。
環境中に放出された放射線物質の量
スリーマイル 15Ci
ウィンズケール 2万Ci
チェルノブイリ 3億Ci
福島は既に 2000万Ci 以上?
Ci: キュリー
1Ci = 3.7x10^10 Bq
現在も燃料棒露出とほぼ同じ状態であり、
冷却水の蒸気に交じった放射性物質の放出は続いているはず。
ただし、火災や爆発は無さそうなので、
それほど遠くまでは飛散してはいないと思われる。
ヨウ素は既にだいぶ減衰したようなので、
今後はセシウムによる汚染の広がりの分析が
重要になるだろう。
それに関してちょっと怖いニュース。
京都大の今中哲二助教や広島大の遠藤暁准教授ら研究チームによると、
飯館村のセシウム137は最大1平方メートルあたり
218万8000ベクレルという高濃度だった(毎日新聞)。
ちなみに、チェルノブイリの強制移住レベルが
5.5x10^5 = 55万ベクレル/1平方メートル、らしいので、
この値はチェルノブイリの強制移住レベルを軽く超えている。
本当だろうか・・・
このブログ記事を見ると、IAEAの調査でも、
340万ベクレル/m^2 のセシウムが出ているらしいので、
本当のようだ。
ヨウ素にいたっては、2000万ベクレル/m^2 とか・・・
風評被害を避けるためにも、
早急に汚染地図を作成しないと。
土壌汚染は文部科学省がずっとデータを出しているのだが、
単位が Bq/kg なのだ。
地面を5cmくらい掘った採取した資料で計っているらしい。
農産物への影響評価にはこちらのほうが良いのだろう。
4/2のデータでは、福島県内での最大は
やはり飯館村で、セシウムがなんと 30,800Bq/kg!
(ヨウ素/セシウム比がサンプルによって
全然違うのはなぜ? 値そのものも
ものすごくばらついているし・・・)
比較の目安として、
前に示した農業環境技術研究所の報告によると、
核実験のあった1963年から1966年の
日本の土壌のセシウム137は、
水田の最大でも 100Bq/kg だ。
ほとんどの地点でこのレベルは軽く超えている。
これはもう、かなりまずそう・・・
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