op.90-3 の演奏は
星の数ほどあるが、
この反田さんの演奏は
抑制された表現が
すごく心に沁みた。
ゆっくりとしたテンポで、
ppp が本当に美しい。
反田さんというと、どうしても
卓越した運動能力を活かした
速弾きのイメージが強いのだが、
こういう演奏もするのだ^^;
左手の低音のトリルが軽めで
右手を消していないのも
個人的にはとても好み。
D.960 が典型的な
シューベルトの左手の
低音のトリルは
デモーニッシュな感じに
弾かれる場合が多いのだが、
あまり濁って響かせるのは
好きではないのだ。
もうひとつ、規範的な演奏として
前田勝則さんの演奏も貼っておく。
即興曲 変ト長調 作品90−3(シューベルト)Schubert - Impromptu in G flat major, Op. 90 No. 3 - pianomaedful
この曲は、ホロヴィッツのものを始めとして、
ほんとうにいい演奏が多い。
もう1つだけ貼るとしたら
やはりルプーだろうか。
ほんとうに抒情的で
心がとけてしまいそうだ。
Schubert: 4 Impromptus, Op. 90, D.899 - No. 3 in G Flat Major: Andante
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