少し前の週刊現代の記事
(京都大学客員教授の瀧本哲史氏と
愛知県立大学准教授の與那覇潤氏による対談)から。
ブラック企業の特色は
1)従業員の頑張りと低待遇で会社が支えられている
2)不満を抑えるために創業者をカリスマ化するなどして忠誠心を高める
3)細かいルールを決めて相互監視させる
自分の時間と能力を売っているはずが、
いつのまにか、自分の時間全部を売っていたりするのだが、
そうした状況に適応できる人にとっては、
満足度は意外と高いのだという。
ある種、宗教にも似ているところがある。
日本はずっとブラック企業的に運営されてきたが、
経済成長の間は結果がついてきていたので
目立たなかっただけだ、という。
健全な企業の特色とは
1)従業員のスキルとアイデアで会社が支えられている
2)従業員からの意見や批判を積極的に採用して改善する
3)ルールは最小限にして自由と自主性を重んじる
という感じだろうか。
1867年の大政奉還以来もう150年近くが経つのだが、
いまだに日本のメンタリティは変わらないようだ。
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