日々の寝言~Daily Nonsense~

クリフォード・シマック「法王計画」

はるか昔、地球から宇宙の片隅に移住したロボットたちが、
人工知能の法王をつくり、全知にするために?
宇宙中から集めた情報をコツコツとインプットしている・・・

これだけ聞くと、かなり面白そうだし、
今でもまったく古びていないテーマで、
宗教 vs 科学、とか、信仰 vs 狂信、
などの話題にもつなげてゆけそうなのだが、
実際のストーリーは、その宗教活動の
内部分裂をめぐるスペースオペラ、
みたいな話になってしまい、今一つ冴えない。

人工知能の法王も、なんだか
今一つパッとしない。

なんかすごく惜しい感じ。

シマックと言えば「都市」が有名だが、
この本は残念ながら絶版。

こういうものこそ、どんどんキンドル版を
出せばいいのに・・・
原作者や翻訳者の許諾が取れないのだろうか?
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