日々の寝言~Daily Nonsense~

渡辺ミラクル?

竜王戦第4局は、
手に汗握る熱戦の末に
渡辺竜王の勝ちとなった。

終盤、羽生名人のぎりぎりの攻めを
しのぎ切っての大逆転。

最後、渡辺玉は打歩詰め。
あと一枚が足りなかった。

渡辺くん、あきらめたらそこで試合終了だよ
のとおり、最後まであきらめなかったのがよかった。
「妻の小言」の勝利だ。

羽生名人の攻め急ぎに助けられた感じだし、
△8九飛と居直ったところからでも、
勝ち筋はいろいろあったと思われる。

竜王自身も負けと思っていたと
ブログに書いている。

数分残していた羽生さんが
なぜ、それほど難しそうに見えない打ち歩詰めの筋に
入ってしまったのか、知りたいところだ。

しかし、なにはともあれ、
久々の渡辺ミラクル!

やはり、渡辺竜王もまた、
将棋の神に愛されているようだ。

これでやっと面白くなってきた。

羽生ファンとしては心臓に悪いので
次局で決めて欲しいような、
もっと見たいような・・・

それにしても、将棋というのは、
力が拮抗していると
勝ちきるのは大変なものですね。

※その後、この勝負についてのいろいろな記事を読んだが、
終盤までぎりぎりの勝負だったようだ。
△8九飛の時点では、先手がやや手厚いものの、
プロでもわからないくらい難解らしい。

とすれば、やはり、あの状況で「寄せてみろ」
と△8九飛を打った竜王の指運というか、
なんというか、勝負勘が、最終的に
勝ちを呼んだということなのだろう・・・
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