12月20日の順位戦で、
羽生二冠が通算1000勝を達成した。
1000勝達成の時点としては、
最速(棋士生活22年)、最年少(37歳2ヶ月)、
最高勝率(0.728)という記録づくめの達成で、
羽生二冠の強さを改めて見せつけた格好だ。
久保八段との将棋は、ゴキゲン中飛車の超急戦型となったが、
難解な中盤、久保八段の一瞬の緩手を突いて優位に立つと、
最後は長手数の即詰みを鮮やかに読み切って勝った。
これで八連勝となり、最近また調子を戻しているようだ。
同じく久保八段とのNHK杯戦など、
終盤の長い手数の詰みを逃さずに勝っているのが印象的。
遠山四段のブログにも書かれていたが、
22年間で1000勝ということは、1年間で平均45勝。
棋士全体の平均が1年間14勝くらいということなので、
その3倍勝っている、ということになる。
賞金総額にすると、普通の棋士の20倍くらいは
もらっていると思われるから、
効率が良いといえば言えるか。
他の棋士にしてみたら、
やれやれ・・・
と言うほか無い感じだろう。
まだ37歳ということで、
あと20年くらいは現役で指し続けるとすれば、
偉大なる大山康晴の1433勝に迫ることは
かなり確実と言えそうだ。
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