特に、産業育成政策ばかり取り上げるのではなく、
産業育成派と通商派の対立を取り入れたところが
ドラマに緊張を生んでいると思う。
脚本は、ちょっと根性もので
わかりやすすぎる面もあるが、
最近ではまあまあだと思う。
役者については、佐藤浩一は
好きではないし、全然役人ぽくないのだが、
演技できる人が揃っていると思う。
特に、堺雅人がいい味だ。
昔はほんとうにあんな気概のある
役人が居たのだろうか・・・
公務員は、最近はすっかり叩かれ役だが、
悪者をつくってみんなで叩くというのは、
なんだかなぁとも思う。
天下りにしても、まあひどいことはひどいが、
大企業でも似たようなことはあるわけだし、
派手にわたって歩けるような人は、
役人の中でもごく一部ではないのか?
高度経済成長の頃とは役人の役割も
変わってしまっているのに、
役人たちだけがそれを認めていない
ということなのだろうか・・・
今の日本において、官僚に期待される
役割というのは、そもそも何なのだろう?
企画能力ではなくて、
粛々と行政を実行する実務能力??
そのあたりがよく見えていないのが
根本的な問題ではないだろうか?
脱官僚と言うが、政治家に任せたら
もっとひどいことになりそうなのだが・・・
国家戦略局というのも、どうも
時代遅れの社会主義国家の匂いが感じられる。
少数のエリートが(選挙で委託されたとはいえ)
何かを賢く決められるという時代は終わっている
ように思うのだが・・・
夢のような話を語るのではなく、
しっかりとしたエビデンスに基づいて
現実的に政治をしてくれる人たちは
いないのだろうか?
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