日々の寝言~Daily Nonsense~

「きぼう」の希望

スペースシャトルに乗った星出さんが、
無事に宇宙ステーションに到着した。

ほんとうにうれしそうだった。

この人は、なんというか、
日本の宇宙飛行士のニューエイジ
という感じがする。

小さな頃から宇宙に行くことを
本気で考えていた最初の世代、ではないか?

これからまだ大変な作業があるが、
うまくゆくことを祈っている。

しかし、日本の実験棟「きぼう」だが、
そこで行われる実験が、
我々の生活にかかわってくるのは、
いったいいつのことになるのだろう?

東北大学の実験テーマは、
キュウリの根が無重力でどう伸びるか?
東京大学の実験テーマは、
無重力でのカエルの孵化過程を調べる。

うーーーむ・・・・・・
どっちも、どこかで聞いたような実験だ。

「きぼう」という名前が
空虚なものに感じられる。

星出さんや関係者の喜びはわかるとしても、
食糧危機、資源危機、温暖化、資本暴走などで苦しむ
現在の世界における宇宙開発の意義とは???

それでも、各国の宇宙関係者が連携して、
困難な事業を進めている、ということは、
確かに、人類にとっての大きな「きぼう」を示している、
とも思う。
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