日々の寝言~Daily Nonsense~

将棋名人戦問題(その4)

明日の棋士総会を前に、名人戦問題に対する
将棋連盟理事会案というのが発表された。

うーむ、何というか、
自分のことはとりあえず棚にあげて、
とことん社会的な常識の無い人たちだなぁーと思う。

「これから誠意を持って毎日新聞との交渉を行う」
と言っているそばから、
「折り合いのつかなかった場合は」、
なんて明記するのは、すごい感覚だと思うが・・・

そういうことを全然感じていないのか、あるいは、
意図的に、とことん毎日をコケにして挑発しているのか、
どっちなんだろう?

それにしても、この案が可決されれば、
実際の交渉は、理事会が進めるのだろうから、
事実上の白紙委任投票・信任投票だ。

明日というタイミングで、
こんなことを議決する必要は無いと思う。

普通に考えれば、朝日との条件はもう公表されているのだし、
毎日と交渉して、条件が整ったところで、
どっちにするかを採決、となるだろう。

それにしても、いろいろなところで書かれているように、
新日本将棋連盟を作ったほうがいいのでは?

別に、今の将棋連盟と敵対するというわけではなくて、
新しい将棋ビジネスの形を身軽に試みるための器として、
羽生さんが、お友達の梅田望夫さんに相談して、
元気のよい将棋好きの若手経営者を紹介してもらい、
羽生さん、森内さん、佐藤さん、くらいで
将棋連盟と兼業の形ではじめて、
軌道に乗ったら、徐々に棋士を増やしてゆく。

ネット上でいろいろな企画を提供すれば、
十分にやってゆけそうな気もするけど・・・

ファンが観たい戦いをアンケートして決めてもいいし、
(新日本将棋連盟の中で閉じる必要はなくて、
たとえば、羽生さんと、招待選手としての渡辺さん、とかでもよい)
オークションしたりしてもいいと思う。
他にも、アマチュア強豪4人 対 羽生さん、とか。
4人で相談している内容も、
羽生さんには見えないように中継したりして。

「瀬川さんがレースクィーンに将棋を教える」、
という、本当に泣くしかないようなトホホ企画よりは、
もっともっとまっとうな企画がたくさんあると思う。

名人戦問題とは関係ないが、
瀬川免状の件といい、今回の企画といい、
人のよい瀬川さんは気にしていないのかもしれないが、
傍から見ていると、あまりにもかわいそうに思えてしまう。
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